top of page
  • 執筆者の写真安田 雄太郎

シンポジウムー枚方市障害者計画等と地域移行・地域生活支援の課題

更新日:2023年4月8日


枚方市障害者計画等と地域移行・地域生活支援の課題

 2021年10月28日、ラポールひらかたで、枚方市障害福祉サービス事業者連絡会の全体会を開催しました。


 今回は「枚方市障害者計画等と地域移行・地域生活支援の課題」をテーマに、シンポジウムを行いました。今年度に新しく策定された枚方市障害者計画等の概要、枚方市における地域生活支援拠点の整備の方向性と課題、枚方市の歴史的経過を踏まえた地域移行・地域生活支援に向けて今後取り組むべき課題について、枚方市役所 障害福祉担当課長の藤本さん・藤重さん、相談支援センターの長尾さん(パーソナルサポートひらかた)、津田さん(であい共生舎)、河野さん(陽だまりの会)にご登壇いただき、意見交換を行いました。


2021年度第2回枚方市障害福祉サービス事業者連絡会 案内
.pdf
Download PDF • 88KB

◆伏見隆 枚方市長 挨拶


伏見隆 枚方市長

 みなさん、こんばんは。枚方市長の伏見隆でございます。2021年度第2回枚方市障害福祉サービス事業者連絡会の開催にあたりまして、一言挨拶を申し上げます。


 事業者の皆様におかれましては、日頃より、障害福祉サービスの実施と本市の障害福祉行政の推進にあたりまして、ご支援ご協力いただいておりますことに、この場をお借りいたしまして厚くお礼を申し上げます。


 昨年度から新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、障害福祉を取り巻く情勢も大きな変化があったなか、事業者の皆様には、様々な形で感染防止に取り組み障害福祉サービスを利用される方々の日常を守っていただきましたことに、心から感謝を申し上げます。


 さて、本市では今年の3月に「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例」が施行されました。この条例は、手話の普及及びろう者への理解の促進を図るもので、市民には施策への協力を、また、事業者にはろう者が利用しやすい介護に努めていただくことなどを規定することで、全ての障害に対する理解と合理的配慮の提供へと繋げていくことが望まれているところであります。


 大阪府においては、今年の4月より障害者差別解消条例が改正され、これまで努力規定にとどまっていた事業者による合理的配慮の提供について、義務化されました。また、国においても、障害者差別解消法について、同様に事業者の合理的配慮の提供が義務化となる改正が成され、数年内に施行予定となっており、世の中が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現へと確実に歩みを進めていることを強く感じるところでございます。


 本市におきましても、引き続きポスターの掲示やパンフレットの配布等による手話言語条例の周知・啓発、障害者差別解消法の周知をはじめ、障害を理由とする差別に関する相談や課題解決の取り組みを推進して参ります。


 また、障害福祉サービスにつきましても、事業者の皆様への情報提供をはじめ、十分に連携を図りながら、より一層の充実に努めて参りますので、引き続きご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


 結びにあたり、本日ご参会の皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。



◆安田雄太郎 事業者連絡会会長 挨拶


安田雄太郎 事業者連絡会会長

 本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。


 さて、今回は「枚方市障害者計画等と地域移行・地域生活支援の課題」をテーマにシンポジウムを開催いたします。


 枚方市は、地域生活の支援という方向性と実践経験で一致する、身体・知的・精神の3障害の支援団体の連携によって、全国的にも、大変柔軟な制度運用や行政と事業者との充実した協議の場がつくられてきたことが、特徴であると思います。


 2003年の支援費制度スタート、障害者総合支援法の前進である障害者自立支援法の2006年からの施行。今から15年くらい前、私がまだ20代半ばの頃に、シンポジストである障害福祉担当課長の藤本さんをはじめ、長尾さん、津田さん、河野さんが、枚方市の障害福祉をめぐって、活発な議論をされていた記憶があります。


 あれから15年以上が経過し、制度の枠組みが整備されてきた一方で、行政も、そして私たち事業者も、経過やその意義について、認識が不十分になってきていると感じます。他方で、全国的にもそうですが、地域移行がなかなか進まないこと、地域生活支援を担う人材不足の課題など、枚方市においても、課題が山積しております。


 本日のシンポジウムをとおして、あらためて、障害者が地域で生きるということ、障害のある人もない人も共に生きる社会とは、どういう社会なのか、現状と課題を行政と事業者がいっしょに考える機会とし、今後につなげていきたいと思います。


 事業者連絡会としましても、枚方市社会福祉審議会や枚方市自立支援協議会での議論に参画し、枚方市障害者計画等のさらなる充実と地域移行・地域生活支援の推進に尽力していきたいと思います。


 今後とも、連絡会の活動へのご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

閲覧数:282回0件のコメント
bottom of page