• 安田 雄太郎

古田朋也氏の講演ーグループホーム再編案と障害者の地域生活

更新日:5月11日


グループホーム

 2021年12月20日、ラポールひらかたにおいて、枚方市障害福祉サービス事業者連絡会の全体会を開催しました。テーマは「グループホーム再編案と障害者の地域生活」。


 厚労省は、障害者総合支援法の見直しに向け、2021年6月の社会保障審議会障害者部会でグループホーム再編の検討を始めました。しかし、「障害支援区分が低い中軽度の人は、訓練を目的とした『経過型』の利用となり、3年などの一定期間を経たら、グループホームで暮らせなくなる」「障害支援区分が高い重度の人は、グループホームの定員が最大10名の現在よりも大規模なグループホームで暮らす可能性がある。また、個人を対象にしたヘルパーの利用が制限される」などの懸念の声があがっており、グループホームで暮らしている人に大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。


 研修では「障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議(障大連)」 議長の古田朋也さんを講師にお招きし、グループホーム再編案について、国の動向など最新情報をお話いただきました。


 また、高槻市の「社会福祉法人花の会」理事長の山田義昭さんに、厚労省との意見交換等をご報告いただきました。


 障害者の地域生活にとってグループホームが果たしてきた役割や現在の課題を考えていく貴重な機会となりました。


2021年度第3回枚方市障害福祉サービス事業者連絡会 案内
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以下、私からの会長挨拶を紹介させていただきます。


 今回のテーマは「グループホーム再編案と障害者の地域生活」です。

 今年、国の方から突然、グループホームの再編案が、それも、グループホームで暮らす当事者や私たち事業者に大きな影響を与える再編案が出されました。


 本日は「障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議(障大連)」 議長の古田さんを講師にお招きしております。また、「社会福祉法人花の会」理事長の山田さんに、厚労省との意見交換等をご報告いただきます。

 いま、何が行われようとしているのか、私たちは、グループホームのあり方について、どう考えるべきなのか、ともに考える場としていきたいと思います。


 グループホームの大規模化、有料老人ホームやサ高住における障害者の集団ケア。これらは、当事者が望んでいる暮らしなんでしょうか? 枚方市の基本理念にもある「障害のある人が、市民社会の一員として、あらゆる社会生活に参加し、いきいきと活動できる」場所なんでしょうか?


 利用者本位と言いながらも、事業者のビジネスの都合、合理化や効率化という都合、行政の予算の都合で、障害者が「どこで誰と生活するか、その選択の機会」を奪っていいのでしょうか? いいはずがありません。


 障害のない20代、30代、40代の人たちが「今の住まいが終の住まいかどうか」、こんなこと、考えているでしょうか? 障害者だけが、それを考えざるを得ない現実こそ、私たち支援者が変えるべき課題ではないでしょうか?


 古田さん、山田さんのお話をとおして、グループホームが地域での生活を支えるためにつくられ、位置づけて、運営してきた原点をあらためて確認し、障害当事者の自由な暮らしの場づくりを実現し、誰もが住みやすい枚方市をつくっていく。

 そのために、事業者連絡会は、来年も尽力していきたいと思います。

 今後とも、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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