2021年9月26日、NPO法人ポムハウスが実施した喀痰吸引等3号研修に講師としてお招きいただきました。
この研修は、主に在宅や学校で、介護者が喀痰吸引や胃ろうなどの医療的ケアをおこなうための資格を取得するためのものです。枚方市の新居優太郎さんをはじめ、医療的ケアを受ける当事者が中心となった実践的な研修です。2019年度から枚方市で定期的に開催されており、今年度2回目の研修です。
医療的ケア児支援法が今年9月に施行されました。新居優太郎さんの父であり「バクバクの会」会長の新居大作さんは、法律を歓迎しつつも「学校へ行くための支えの手段に過ぎず、だからといって自治体が入学を認めるわけではない。医療的ケア児の置かれた状況は、一般の学校教育でも、支援教育でも『枠外』とされているのが実情」「私たちも先生の現場の実情を理解しながら私たちの経験を伝え、地域間格差をなくす努力を重ねたい」(朝日新聞デジタル2021年10月8日)とメッセージを伝えられています。
枚方市においても、枚方市医療的ケア児等支援連絡会議や医療的ケアを受ける当事者・家事をとおして、医療的ケア児者の地域生活を支える取り組みを強化することが必要です。
安田 雄太郎
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