「第5次大阪府障がい者計画」中間見直し(案)に対するパブリックコメント
- 北井 遼太

- 9月9日
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2024年2月に大阪府が募集した「第5次大阪府障がい者計画」中間見直し(案)に対する府民意見等について、以下のパブリックコメントを提出しました。
【大阪府の概要説明】
大阪府では、「第5次大阪府障がい者計画」を策定しています。現行計画は令和3年度から令和8年度までを計画期間としており、今年度は、計画期間の中間の年にあたることから、中間見直しを行う予定にしています。つきましては、「大阪府パブリックコメント手続実施要綱」に基づき、以下により府民の皆様からのご意見を募集しますので、お知らせします。
「第5次大阪府障がい者計画」とは、障害者基本法に基づく長期的に障がい者施策全般に関する基本的な方向性と達成すべき目標を示す総合的な計画です。
また、本計画は国の基本指針に即して、障害者総合支援法に基づく「第7期大阪府障がい福祉計画」及び児童福祉法に基づく「第3期大阪府障がい児福祉計画」を包含するものとして、一体的に作成する予定にしています。
【パブリックコメント】
現在、ほとんどの鉄道駅において車いすの利用者が車両の乗降をする際は駅員がスロープを用いて介助しており、各駅との連絡や駅員の手配に時間を要することが多々あります。車両とホームの間をできるだけ無くし、駅員の手配をしなくても乗降が可能な駅の設計を目指してください。車いすの利用者だけではなく、乗降の危険も減ることから、子どもや高齢者等さまざまな人たちへ配慮されたユニバーサルデザインになると思います。
また、鉄道駅のエレベーターの設置数は明らかに足りていないと考えます。最近では階段を利用できない障害者だけでなく、高齢者やベビーカー、キャリーバッグを使用している人等たくさんの人々の需要があり、特に乗降客数の多い主要な駅では常にエレベーター前に列ができている駅もあります。これは先ほどの車いすでの車両の乗降の問題と同じく鉄道駅のスムーズな移動を妨げるものであり、エレベーターの設置台数及び大きさの改善を求めます。
【パブリックコメントに対する大阪府の考え方】
鉄道駅舎の移動等円滑化については、大阪府鉄道駅等バリアフリー化促進方針に基づき、鉄道駅における車両の段差及び隙間の縮小化やエレベーターの複数化・大型化について鉄道事業者に働きかけているところです。また、鉄道事業者が実施する鉄道駅への可動式ホーム柵の整備とあわせた車両とホームの段差等の解消工事や、鉄道駅へのエレベーター設置に対する補助等を実施しています。
第5次大阪府障がい者計画においても、鉄道駅舎の移動等円滑化の促進等について記載しているところであり、障がい者の安全で安心な地域生活を支えるための環境整備に向けて、引き続き取組を進めてまいります。
北井 遼太




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